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2016.03.09 春の嵐
閃光に照らされる桜
滅入るようなどしゃ降りの雨
透明な傘の向こう
点滅する青信号

何かに急かされるように
アスファルトに張る水溜まり
蹴散らし走ってく
またね
雨が上がれば
去っていく
いつか僕を収めた眼差し

尖った寂しさを丸め込んで
誰かの門出に手を振って
まるで新しい日々が
用意されているなんて
信じがたい鼠色の雲の向こう

轟く空に
突き上げた傘の先端
取り残されたサヨナラの哀願
またね
しぶき上げれば
去っていく
いつか僕に触れた指先

避けきれない
逃げ切れない
雨足を辿って
憂う空を切り裂く光
春に行き着くひとを
照らしてよ

雫伝う透明な傘の向こう
足踏みしてる赤信号
またね
再会の日取りは
保留にしておくから

追いつけない
留まらない
雨足を辿って
暗闇を切り分ける光
春に行き着くひとを
照らしてよ
もう止むと
もう行けと
僕を断ちきるような光で
春に歩むひとを
照らしてよ



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2016.03.05 ネオン
路地裏のパサついた猫
呑み屋のさびれた看板
浮かれた熱とおぼつかない足が
行き交うネオン街

不健康で不健全で蠱惑的な匂いに群がる
明日のことなどお構いなしに
誰かの近況と
投げつけあう愚痴
拾う気のない相槌
見せかけの衝動が我先に
後だしの本音はオブラートに包み

抹消された昔の恋人は生き返り
永遠の若さが甦る
分かっている馬鹿馬鹿しさに目を瞑り
解決なんて期待しちゃいない
鬱憤が霧散する
季節外れのパラソルを
くるくるとまわすカクテル

何だって出来たような過去
何も出来ないまま過ぎ去った昨日
誓いあう友情
それが惰性だとしても
すべて許したくなる今宵は
薄らと白い街灯
地上の灯りに霞む月
肩を組んで歩く

今宵ばかりは
愛しているかもしれない世界で
たくさんの寂しさが集う
夜を吹き飛ばす色ばかりのネオン
不謹慎な熱の片隅
疼いてる
愛したい愛されたい愛したい

朝日が昇れば
投げつけあった寂しさの残骸を
磨かれた革靴が蹴散らしていくのだとしても

心臓と同じ大きさのこぶしを開いて
受け入れたがっている
手を繋いで
不誠実な夜の片隅
茶化してる
愛したい愛されたい愛したい

虚飾にまみれたネオン
暴かれたがっている
胸の内をこぼしても
拾う気のない相槌



路地裏で静かに
あくびをする猫

2015.02.02 桜とメジロ



2015.02.02 コスモス









2015.01.26 夕景


鉄塔が
息を潜める

街の灯りが
押し黙る

長方形のベランダの
キャンバス

闇の手前
染み込む空が

ひっそりと今日も
絵を仕上げる


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